近年では歯医者さんでもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。
特にインプラントなどの治療費が高額になる保険が効かない自由診療を行っている歯科クリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、すぐには終わらない長い治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当然のことのようにも思えます。allon-4とは、大部分の歯を失った方に行われるインプラント手術の高度な技術です。
今までの方法ではインプラント1本に対して歯は1本でしたが、オールオンフォーではインプラント4本ですべての歯を支えます。
上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。埋め込むインプラントの本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。インプラントの治療期間がとても長くなる理由としては、埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待たなければならないからです。
ソケットリフトなどの骨造成を行う場合には更に治療期間は長くなります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、完了後には生活の質が一変します。インプラントは抜けてしまった歯を補うための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので治療費は安く済みますが、それ以上に大きなデメリットが際立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、見た目だけだと歯は全部揃っているように見えます。そうは言っても見た目だけの話で、歯の機能を取り戻せるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。第一印象だけを気にするのか、もしくは噛むという歯の機能を気にするのかは判断が難しいところでもあります。